👫明日をひらく、人権のつどい👫

12月4日(日)加古川市民会館にて、明日ひらく人権のつどいが開催されました。

1994年来日後、日本でただ一人のチベット歌手として、チベットの音楽、文化を紹介するため、全国的に講演会、コンサート活動を行なっている、   バイマーヤンジンさんを講師に迎えて、「日本とチベット異文化を超えて」と題し、講演会が行なわれました。

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🌺参加役員の感想🌺

・バイマーヤンジンさんのチベットでの生活や大学時代の差別の事を聞き、今の自分達の生活がいかに恵まれているかを実感しました。他の文化を知り、また交流することで、自分達がどう生きたいかを再確認していきたいと思いました。また、教育が遅れているチベットでの学校建設活動のもつ意味も共感できました。

・チベット出身のバイマーヤンジンさんは、チベットの人は貧困で、生活にとても苦労している方が多く、その中でも、まわりの協力でバイマーさんは大学に行く事ができたが、そこで、人種差別を受けていたそうです。しかし、日本にきて差別なくこころよく、受け入れて下さり、感謝しているそうです。日本が発達しているのはなぜか、それは、教育だと確信し、チベットに10校開校したそうです。私たちは、当たり前のように、教育を受けて便利な生活をしていますが、いまでも貧困な国があることを知り、今、日本で生活していることを感謝し、幸せを感じなければいけないなと痛感しました。生活が豊かだと心も豊かになる。そう言う人たちが多い日本人をバイマーさんは、凄く敬意を持って下さり、とても心地よい講演会でした。

・チベット声楽家のバイマーヤンジンさんのお話でした。日本に来られて22年ですが、様々な苦労があったと思います。しかし、チベットの音楽や文化を日本で紹介することで、お互いの国の文化を認めることができたそうです。今回は、異文化の理解でしたが、人権とは、お互いのことを認めることから始まると思います。最後に、バイマーヤンジンさんがチベットの歌を歌ってくださいました。澄み切った歌声はチベットの草原を想起させてくれました。そのような交流が大切だと思います。

・チベットでは生活していくための必要最低限の物しかなく、日本はとても豊かである。それを当たり前の様に暮らしている今の私たちは、もう少し感謝の気持ちを持たなければいけないと思いました。チベット人だというだけでいじめられ、チベット人だということを言えない、大好きだった民族衣装も嫌いになった時期もあったそうです。それを日本に来て、日本人の優しさに触れてまた堂々と言えるようになったと。バイマーヤンジンさんは、物事に対して率直に感謝し、優しさを忘れていないとても素敵な人でした。

・チベット出身のバイマーヤンジンさんのお話は、とても楽しく聞く事ができました。日本では当たり前な事がチベットでは当たり前じやない。特に子ども達が平等に学ぶことができないのが一番だそうです。他には電気が常につくとかすぐ電車に乗れるとか、挙げるときりがなく、これがチベットの当たり前なんだそうです。私達は、こういう現実を日頃、日常ではなかなか知り得ません。バイマーヤンジンさんもチベットにいる頃は、日本の事を全く知らなかったそうですが、日本に来て日本の事を知る事で故郷のチベットの事をより知り得たそうです。他にもたくさんチベット事情を聞かせていただきました。お話を聞かせていただき改めて日本はとても恵まれた素敵な国だという事に気づかされました。子ども達にも話し伝えたいと思いました。バイマーヤンジンさんのお人柄もとても素敵でした。これからも、故郷のための活動、頑張ってください。とても有意義な時間を過ごさせて頂きありがとうございました。

・チベットの生活や教育環境が日本と大きく違うことに驚きながら講演を聞きました。国際結婚で日本に来る前、大学時代に遊牧民族出身であることから、差別やいじめを受けながらも勉強に打ち込んだ話、日本の便利な生活の中で、故郷チベットが変わるためには教育が大事と気づき学校建設に力を注いでいること等、様々な内容が詰まっていました。声楽家であるヤンジンさんが歌ってくださったチベット民謡「太陽と月」は、声量ある歌声に包み込まれるような温かく優しい響きで感動しました。チベットのことをもっと知って欲しいという思いが込められた講演だったと思います。これから、子ども達は大学で留学生と一緒に学んだり、社会へ出て外国人と接したりする機会は多くなると思います。相手が育った環境や文化の違いを正しく理解することが大切だと、改めて感じました。