着任のご挨拶

 校長 増尾 禮二

 平素より本校の教育にご理解とご支援を賜りまして、深く感謝申し上げます。

 この度、県下有数の歴史と伝統を有する本校に、第28代(高校22代)校長として西脇工業高校より着任いたしました。この重責を光栄に感じるとともに、緊褌一番更なる発展を目指して奮励努力していく所存です。

 さて、本校もあと4年で創立百周年を迎えようとしています。人間の世界でも百歳を紀寿といって祝賀するように、開校から一世紀であるこの節目を関係者一同で祝し、さらには飛躍の年にしたいと考えております。

 そこで「人格の育成」を不易の学校教育目標とし、学校経営の基本方針を「世界にはばたく、こころ豊かな人づくり」と「百周年を契機に、より魅力ある学校づくり」と定めました。また、具体的目標として、人づくりの基礎基本である「相手を尊重するこころで行う挨拶」や「正しい言葉遣い」の励行、そしてそのこころを育む「美しい環境づくり」、さらには真の文武両道の確立をあげています。

 特に今年度は、西高生徒としての誇りや夢達成に向けた強い意志など精神面の充実を図って行こうと考えています。もちろん、ステップアップするには教職員の意識も向上させる必要があります。

 子供の成長は、保護者と教師の共通の願いでもあります。保護者と学校の連携を密にしてこそ大きな成果が期待できます。ご家庭におかれまして、ご意見やご要望がございましたら、ご遠慮なくお申し出ください。

 率先垂範を旨として教職員とともに汗をかき、人づくりを進めてまいります。育友会員の皆様におかれましては、従前に勝るご支援をよろしくお願いいたします。


教頭  橋本 英俊

 生徒として3年、教諭として11年過ごした本校に8年ぶりに戻ってまいりました。

 4年後に百周年を迎え、ますます魅力ある学校を目指す本校のために、微力ですが出来る限りの力を尽くしたいと思っています。

 最近読んだ本に「人間というものは、人の目はごまかせても、自分自身の心は絶対にごまかせません。どこで手を抜いたかというのは、自分が一番よくわかることだと思うんです。」という一文があり、ドキッとしました。

 年をとって要領ばかりよくなった自分に対する檄ととらえ、真摯に母校のために粉骨砕身する所存ですのでよろしくご指導ください。


育友会会長  植田 幸弘

 育友会会員の皆様には、平素より育友会活動に対しまして深いご理解とご協力を頂き、厚く御礼申し上げます。

 さて、2008年は私達を取り巻く環境が非常に速いスピードで変化しています。昨年の教育基本法の何十年かぶりの改正はゆとり教育からの脱却、愛国心教育の徹底と日本人としての誇りを取り戻す教育に流れが変って来ています。このことが今の子供達にとって良いことなのか、悪いことなのか、親として不安面は確かに有ります。少子化の中で何不自由無く育てられた子供達が協調性や社会奉仕の心を素直に受け入れ自分の将来の夢に向かって走り出してくれるでしょうか。走り出してくれることを親として願うばかりですが、法律が変って出来るものでも有りません。やはり、子供達を取り巻く父兄、先生と大人達が法律改正の趣旨を理解し、日本の次代を担う子供達を育てるしか有りません。

 さて、加古川西高等学校は明治45年4月1日、加古郡立高等学校として開校し大正11年4月8日、兵庫県立加古川高等女学校と改称、昭和23年4月1日、兵庫県立加古川西高等学校と校名変更し、同年7月1日、加古川東高等学校と職員、生徒を折半し男女共学に変り現在に至っています。そして、本年は開校96周年を迎えています。加印地区11校のなかでも兵庫県立農業高校の明治30年に次ぐ歴史と伝統のある高等学校です。そして、伝統校として同窓会先輩諸兄が多数おられ、勉学、クラブ活動と注目される高等学校です。

 育友会としましては、生徒達が安心して、勉学、クラブ活動等に励める環境整備と将来の夢に向かって生きる心を育むことが出来る様、サポートすることが役目であると認識しています。活動はそんなに派手さは有りませんが、ただ、今までの事業をそのまま継承するのではなく、時代の変化に沿うよう工夫し内容あるものにして行きたいと考えています。当然、学校の先生方のご指導、ご協力とご父兄方のご理解、ご協力があってのことです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。


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