新たなる経験(であい)にときめきを求めて
育友会会長 樋口 雄
私はは子どもの頃、ある二泊三日のキャンプに参加しました。最初は初めて親元を離れて過ごすことに不安だらけでした。けれども、実際に行ってみると、普段の学校生活では出会うことのない仲間ができ、森の中を探検したり、自分たちの寝る小屋を建てたり、舟を作って川を渡ったり、と大変だったけど本当に楽しい刺激的な3日間でした。その時の、かつて味わったことのない新たな出会いや経験に胸がときめいたのを今でも覚えています。
高校生ともなるとそれまでの義務教育期間と違い、活動範囲は大幅に広がります。その気になればいくらでも多くの仲間と出会い、様々な体験をする場面があるでしょう。私としては、出来る限りそんな機会を見つけて積極的にチャレンジしてほしいと思っています。そして、私が感じたように、新たな経験(であい)にどんどんときめいてほしいと思います。そしてそれは、これから彼らが大人になっていく時、必ず活かされると信じています。
けれども、高校生といってもまだまだ未熟な部分もあります。いろんなことにチャレンジしていると、時には失敗することもあるでしょう。間違った方向に進んでしまうこともあるかもしれません。だからといって頭ごなしに失敗を責め、チャレンジする心を失ってしまっては何の意味もありません。そっと手を差し伸べて正しい方に導いていく、私は育友会とはそんな存在であればと考えます。
歴史と伝統のある加古川西高校が、生徒の皆さんにとって「安心して色々なことにチャレンジ出来る」学校となりますよう、教職員の皆様と力を合わせ精一杯頑張ってまいります。保護者の皆さまのご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
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