平成30年度(2018年)
第68回全国高等学校PTA連合会大会『佐賀大会』に参加してきました。
メインテーマ 『広めよう 高めよう 慈しむ心』
サブテーマ ~君たちがつくる希望の明日を~
【大会趣旨】
幕末から明治時代を背景に政治・産業・科学・芸術の分野で先進的な活動を展開した佐野常民は、1877年西南戦争に際し、敵味方の区別なく負傷者を救護する博愛社を設立しました。その後日本赤十字社と改称し現在に至っています。そこには、どんなに科学技術や産業が発展、進歩しても博愛の精神(人を愛し国を愛する心、慈しむ心)がなければ真の先進国に成り得ないという、常民の確固たる思いが込められています。
火星探索をはじめ宇宙へも飛び立つ時代、あらゆる分野で人類はめざましい進歩を成し遂げています。そこに人間・自然環境・動植物をはじめ生きとし生けるものへの慈しむ心があればこそ、人間の英知や技術を超えた更なる創造力が発揮できるものと信じています。
混迷の時代を生き抜く子どもたちが、学校・家庭・地域・社会において慈しむ心を忘れず、私たちPTAがその支えとなり、希望の明日をつくっていくための大いなる一歩を踏み出す大会にしたいと願っています。
1 大会期日 平成30年8月20日(月)・21日(火)
2 大会会場 佐賀県総合体育館、佐賀市文化会館、唐津市文化体育館、烏栖市民文化会館、嬉野市体育館
3 主 催 一般社団法人全国高等学校PTA連合会
4 参 加 者 全国高等学校・特別支援学校PTA関係者
加古川西高校 育友会役員8名は校長先生と共に大会1日目に参加してまいりました。
【大会1日目】
・高校生アトラクション
佐賀県立唐津東高校、佐賀県立唐津西高校、佐賀県立唐津工業高校、佐賀県立唐津商業高校、早稲田佐賀高校の5校の吹奏楽部による合同演奏
・開会式
・基調講演 『レモンさんのビタミントーク!~慈しみの愛の言葉!We are シンセキ!~』レモンさん(山本シュウさん)
・アトラクション(映像配信)
はなわ氏(佐賀県立佐賀工業高校PTA会員)と泉るなさん(佐賀県立小城高校生徒)の歌とトーク
・分科会【第2分科会 進路指導とPTA~学校と保護者が協働するキャリア教育】に参加
以下は大会に参加した感想です。
☆ 朝夕が少し過ごしやすくなってきた、平成30年8月20日、全国高等学校PTA連合会大会佐賀大会に本部役員8名で参加してきました。 到着後すぐにアトラクションとして、近隣の高等学校吹奏楽部による演奏、そして「広めよう 高めよう 慈しむ心」〜君たちが作る希望の明日を〜と言うテーマに基づき、大会実行委員長他の方々からのご挨拶や式辞がありました。 また、ラジオDJ山本シュウさんによる基調講演「レモンさんのビタミントーク」は、とても楽しい独特の話し方で、あっと言う間に1時間過ぎて行きました。命の大切さ、心と身体と脳ミソを鍛える話の他、お話の間にはWe are 親戚!と何度も仰ってました。人との接し方について、怒らない良い方法も教わり、早速実行しようと思いました。ありがとうございました。(3年 女性)
☆ 広めよう 高めよう 慈しむ心」~きみたちがつくる希望の明日を~ 会場に到着して役員の方々のお迎えの挨拶が「お帰りなさい」と言われて驚きました。前回の全国大会に行ってから今大会に来られたという意味で発せられた挨拶でした。 PTA連合会会長の挨拶の言葉にありましたが、全国高校野球大会の大阪桐蔭の試合中に見られた高校生の瞬時の神対応を述べられていました。それは、試合中に相手チームが負傷した際、誰に言われたわけでもないのに、瞬時にアイシングの為にスプレーや保冷剤を持参し二人の選手が駆けつけたという場面です。自分のチームなら当然ですが、敵味方なく人に対する思いやり、相手チームへの思いやり、これが慈しむ心であると言われていました。このようにAIにはなく人間にしかない心をこれから成長していく子供達にも伝えていかなければならない。この想いと同じこの佐賀県には、敵味方の区別なく負傷者を救護する博愛社、後の日本赤十字社を創設した佐野常民の出身地でした。全ての人達がこの心を持ち生活していけば、本当に幸せな生活が送れ平和な社会が築けるのになぁと感心しました。 基調講演「レモンさんのビタミントーク」~慈しみの合言葉!We are シンセキ~ 最初から最後までハイテンションな講演で楽しく笑いながら聞かせて頂きました。慈しむとは、自分自身で身内のように愛を感じる心配りができる人間になること。 We are シンセキ!とはあなたの命はあなただけのものではない!あなたの命は周りの人達やそれを取り巻く全ての環境を支える人達に支えられている。そんな命を粗末にせずに、困ったり悩んだりした時は、一人で考え込まずに人に助けを求める。遠慮なく自ら声を出し相談する。人とのコミュニケーションを十分にとること。コミュニケーションは聴く側と話す側があるが、聴く側は相手の話を受け止め、話す側は相手に気付かせ理解しているか確認しながら話すことが重要である。お互いの信頼関係を築き、何事にもフィードバックしながらくじけず、ポジティブにやっていく。We are シンセキ! We are 西校!皆んな仲良くポジティブに、誰を批判することなく何でも言い合える仲間作りが大切であると感じた。(2年 男性)
☆ 基調講演は、ラジオDJをしているレモンさんこと山本シュウさんの「レモンさんのビタミントーク!」~慈しみの愛言葉!We areシンセキ!~」と題してのお話でした。登場したときレモンのかぶり物をして黄緑色の半ズボンのスーツとレモン色のタイツで現れ、お笑いの人?と思ったけど、紹介文を見るとラジオDJとのこと!その姿、必要?見えへんやん!と思わず突っ込んでしまいましたが(笑)レモン衣装は今日だけかもしれません…
時間があまりない中、伝えたいことが山程あるのかハイスピードで、ついていくのに必死でしたが、笑いあり涙ありであっという間に過ぎていきました。内容はとても熱く濃く、心に響きました。明日からのコミュニケーションに少しでも取り入れていけたらと思いました。(3年 女性)
☆ レモンさんこと山本シュウさんの講演は命の大切さ〜We are シンセキ!〜昭和世代の保護者である私達に笑いを交え、子ども達から今時の若者との関わり合いまで分かりやすくご教示いただきました。 アトラクションは吹奏楽部の華やかな出迎えから、現役高校生の泉るなさんの弾き語りまで演奏への情熱と初々しい歌声に私達も夢を託しました。 また佐賀と言えばコメディアンのはなわ氏!話題の新曲「お義父さん」を生で聴かせていただき感動で涙がとまりませんでした。 大会メインとなる分科会の研究発表は各代表高校の役員皆様のお国言葉もさながら各校其々の特性が活かされ、努力された取り組みに同じPTA保護者として共感し、また我が校でも実践したい内容等、大変興味深く参考になりました。 遠く離れた佐賀の地に集まられた役員お一人おひとりの熱い思いを感じ、日本全国から集まって来られた皆様と大会において一つになれた感動を胸に佐賀大会を後にしました。 このような素晴らしい機会を賜り今後、子ども達のためにPTA活動が益々活かせるよう努力して参りたいと思います。(1年 女性)
☆ 今年度の全国大会は、九州佐賀県での開催でした。 大会初日が月曜日という事で、前日の日曜日に出発し、月曜日の夜に加古川に帰って来ました。前日の日曜日は、3年生保護者の希望で太宰府天満宮へお参りして来ました。 そして、大会初日の月曜日、午前中は総会、午後からは分科会に参加して来ました。 今回の全国大会は、昨年の静岡大会とは違い、総会から5会場に分かれての開催で、西校育友会は唐津市の開催に参加して来ました。 総会挨拶では、文部科学大臣は代理でしたが、今回は復興代理が参加され、義援金等の御礼がありました。 また、開催地の各自治体の長の方々からの話しの中で、佐賀県知事さんのお話が心に残りました。 今の子供たちに必要なのは志の充填であり、明治維新から150年が過ぎた今、弘道館の教えにもある人づくりが大切、との事。子供たちには、たくましく、自分で生きていく力、が必要と言うお言葉があり、感銘を受けました。 また、基調講演では、ラジオDJのレモンさんのお話を聞きました。レモンさんのビタミントークは、1時間程でしたが、とても内容の濃い、心のこもった、楽しいお話しでした。ご自身のPTA活動の経験から、WE are シンセキ を合言葉に、子供たちの心に寄り添ったコミュニケーションの形や、我々親世代が持っている、昭和のicチップが子供たちとのより良いコミュニケーションを弊害になっているお話しなど、とても勉強になることばかりでした。大変楽しく良いお話しで、沢山の方に聞いて欲しいと思いました。 また、午後からの分科会では、進路指導とPTAをテーマに、4校の事例発表がありました。 その中で印象に残っているのは、富山県の上市高校の発表で、PTA役員による模擬面接の実施について紹介がありましたが、PTAが生徒の進路実現の一役を担う活動として、関心を持ちました。(3年 男性)
☆ 全国高等学校PTA連合会大会では、今までに聞くチャンスがあったにもかかわらず、タイミングが合わなかった、レモンさんの話が聞くことができた。レモンさんの話は、非常に印象深かった。 ・受け入れるではなく、受け止める ・相手の興味に興味を持つ ・人育てはソムリエ など、色々な話があったが、一番印象に残ったのは「誰も悪くない」という言葉だった。 我々、大人は何かあると、何が悪いのかと一緒に、誰が悪いのかを考えてしまう。その時、その時、最良のことを選んで来ていても、結果がうまくいかなければ、つい、誰かのせいにしてしまう。原因追求も大切だか、「誰も悪くない」を忘れずにいたいと思った。(2年 女性)
☆ 8月20日、佐賀県唐津市にて、第68回全国高等学校PTA連合会大会佐賀大会に参加してきました。
開会式や基調講演などは、映像配信中継でした。初めての全国大会参加でしたが、やはりスケールが大きかったです。
基調講演はレモンさん(山本シュウさん)のビタミントーク。そのビジュアルに衝撃を受けたものの、お話はとても引き込まれるもので大変勉強になりました。加古川市にもお越しいただいたことのある方で、どんな方なのか興味はあったのですが、今回直接お話をお聞きする機会を得てとてもうれしかったです。PTAの改革をされたであろう件に関しては触れられることがなかったので残念でしたが、私たちの感覚=昭和世代。のことを否定するでもなく、しかしながら時代は変わっていることを気づかせてくれました。そしてその時代にどう対応していくべきか具体的に面白おかしく教えてくださり大変参考になりました。我が子のみならず、平成世代の子どもたちと接するときの対応も、これからの日常生活に活かせるものだと思いました。
現役女子高生泉るなさんの弾き語りや、地元佐賀出身のはなわさんの歌。感動しました。泉さんのみずみずしい感性のオリジナルソング。このときにしか作ることのできない歌なんだろうなと思いました。また、はなわさんの歌はとても聞きたかったので、感動しました。同じ佐賀の地でいるからには、現地で生でライブで見たかったです。そこだけが残念でした。
午後からの分科会。私たちの会場は「進路指導とPTA」ということで、事例の発表がありました。どの学校もそれぞれに工夫をこらして我が子たちのために保護者としてPTAとして出来ることを形にされていました。私たちのPTAでも取り入れられる、参考になることがたくさんあると感じました。なかなか新しいこと、改革することは難しいですが、せっかくこのような機会を与えていただけたので少しでも今後のPTAの活動に取り入れられるといいなと思いました。(3年 女性)
☆ 佐賀大会の当日のプログラムレモンさんの講演は非常に感動的でした。 私達の日常の怒りやクラブ等にみられる時として高圧的で理不尽な指導は昭和の教育をうけたICチップの反応が原因である。そもそもなぜそれをするのか理由を教えられずに只、ひたすら従うことを教えられた教育の産物であり、このような現場は誰も悪くないという視点でものごとをみられています。そのため指導者を中心に全国をまわっておられます。一度自分で人間関係を考えるよいきっかけになりました。 午後からの各高校の発表に於いてはPTA活動の幅広さが驚きました。 神奈川の高校では吹奏楽部生徒の自分達の活動を発表する場がないとの声に応え、近隣住民の方を招待してコンサートをしたり、学校では直ぐに動きにくいところをスピーディーに実現させていました。子どもたの不満、心配をやりがいをもって解消していく姿勢にPTA活動の原点をみました。 このように考えるきっかけを与えてくださってありがとうございました。今後の活動に活かしていきたいです。(1年 女性)
以上、第68回全国高等学校PTA連合会大会 佐賀大会のご報告とさせていただきます。
大変貴重な体験をさせていただき有難うございました