人権のつどい(1月20日更新)
テーマ: 『皮の文化の担い手たち』
講 師: 太田 恭冶さん
感想
●講師に太田恭治さんをお迎えして「皮の文化の担い手たち」をテーマに講演をして下さいました。その中で被差別地域(部落)を知らない若い世代が増えてきているとのお話しがありました。 知らない=差別がない ではなく正しく学び、差別することが間違いであるということを知ることが大切なんだと感じました。
二部の和太鼓演奏は被差別地域の青年達が内にこもるのではなく正しく知ってもらう為に自分達が和太鼓を通じて活動をされているとのことでした。海外公演もされているそうです。 アマチュアですが迫力のある素晴らしい演奏でした。
●今回の講演は皮革業に従事している人々の話をされていました。 皮革業は かつては被差別部落の産業として差別されてきたけれど、人々は高い誇りを持ちながら その文化を守り継承してきました。 2部での和太鼓演奏では その人々の熱い思いが ひしひしと伝わってきました。日本の伝統を守り伝える職人の凄さは偏見どころか敬意を表する思いでいっぱいです。
●皮革、食肉に関して知らなかった歴史、認識に気付かされました。そして、今日においても、差別意識がぬぐわれていない現実は、とても悲しいと思いました。 しかし、怒り「いかり」による、和太鼓演奏を拝見し、魂のこもった一打一打に感動すると共に、差別に対する怒り、差別を、させない意志のようなものを感じました。
この若者たちから、改めて平和と人権の大切さを学んだように思います。
●皮の文化と人権については江戸時代から続く皮の文化が歴史的に差別されてきたことがよく分かりました。職業や人種、性別や地域によって差別したりされたりするのは間違いです。私たちは次の世代を担う子ども達に、人権問題としてこのような歴史的事実を教えていく必要があると思いました。和太鼓の演奏は本当に心に響きました。素晴らしかったです。
●今まで何気なく聞いていた太鼓ですが歴史を知り、皮のことを知りました。 太鼓の演奏にのせて、打ちての思いが心に響きました。
●1部に講師の太田恭治さんの講演、2部に太鼓集団『怒』による和太鼓演奏という内容でした。 江戸時代から続く皮の文化による部落差別が今や差別意識だけ残されたまま忘れさられようとしている、とのことで現在においては、まず知ることが大切であると思いました。 そして、さまざまな人権課題は多くありますが、一人一人のくらしの中で人権について考える機会が必要だとも思いました。 今回は、まさにその機会にもなりました。
人権活動をされている方の熱い想いや、迫力ある和太鼓演奏にふれ、いろいろ考えさせられました。 周りの人に対する思いやりの心が大切だろうなと改めて思いました。
●題材は「皮の文化の担い手たち」でした。皮職人や太鼓職人の方々の歴史的背景や、和太鼓活動を通じて、世の中に伝えていこうとする活動はすごいと感じました。