第72回 全国高等学校PTA連合会大会 宮城大会

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第72回
全国高等学校PTA連合会大会 宮城大会 
令和5年8月24日~25日に 仙台市で開催されました。
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大会テーマ
「豊かな杜につむぐ虹の光」
  ~ しなやかな強さで
    生き抜く力~
 
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 ~記念講演~
演題 「 伝わる言葉 〜失敗から学ぶ〜 」
 
講師 須江 航氏
    仙台育英学園高等学校 硬式野球部 監督
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~分科会~
 分科会1 「地域教育」
       コミュニティスクールとグローカルの光
       ~地域教育魅力化の取り組み~
 分科会2 「学校教育」
       ICTで広がるキャリアデザインの光
       ~多様な挑戦で広がる世界~
 分科会3 「レジリエンス教育」
       強く生きるための多様性と
        コミュニケーションの光
       ~自己肯定感と
         逆境から立ち上がる力を育む~
 
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 分科会4 「情報交換会」
       with コロナ
        post コロナにおけるPTAの光
       ~皆さんで語り合おう~
 分科会5 「防災・減災教育」
       いのちと希望を
        未来につなぐコミュニティの光
       ~教訓から自助・共助の力を育む~
 分科会6 「主権者教育」
       シチズンシップ教育が育む
        新たなデモクラシーの光
       ~現代的諸課題を乗り越える力を育む~
 
【感想】
☆第72回全国高等学校PTA連合会大会に参加して
 8月24日、25日に開催された第72回全国高等学校PTA連合会大会に参加しました。今年は、宮城県仙台市での開催でした。
 1日目は、6会場に分かれての分科会に参加しました。私たちは、第3分科会(「レジリエンス教育」)に参加し、仙台大学体育学部健康福祉学科教授の氏家靖浩氏に、「落ちこむ高校生に疲れた大人は何ができるか」という演題の講演をしていただきました。
 昔と比べ、子どもたちを取り巻く環境は複雑化しており、現代の高校生の本音は見えづらくなっていると言われています。大人はそんな高校生の子ども達とどのように向き合っていけば良いのか。講演会では、大人はどんなに疲れ切っていても、安易に大人の価値観を子ども達に押し付けてはいけない。そして『さすが大人だ』と思ってもらえるよう日々工夫を重ね、子どもたちに寄り添っていかなければならないということを学びました。
 2日目は、仙台育英学園高等学校 硬式野球部監督の須江航氏に「伝わる言葉 〜失敗から学ぶ〜」という演題の講演をしていただきました。
 この講演では、2つの話が強く心に残りました。1つは、ただ単に自分の考えを押し付けただけでは、本当の意味で相手を動かすことは出来ないということです。子ども達に単に走れといっても、何故それをしなければならないのか具体的な意味を伝えないと、自発的な行動には結びつかないということです。2つ目は、上手に叱り終えるということです。叱る事で相手は言う通りに動くようになります。叱った側は、それが「成功」と錯覚し、もっと叱ろうとしてしまいます。また、叱られた側は、叱られることから生じるネガティブな感情を避けたい一心で、自ら考えることをせずに行動するため、また同じ失敗を繰り返してしまうのです。
 この話を聞いた時、これまでの自分の行動を反省するとともに、自分の発言や行動を改めなければならないと痛感させられました。
 近年、ICTの進化に伴い、世界は目まぐるしく変化しています。我々大人が過ごした高校生時代と今とでは、全く違う環境になってしまっています。また、これから高校生の子ども達は、VUCA時代を生きていかなければなりません。その中で幸せに生きていくためには、大会のサブテーマである『しなやかな強さで生き抜く力』が必要になってくると思います。その力を育むために、家庭や学校が同じ方向を向いて力を合わせていくことはもとより、我々大人が子ども達の可能性を最大限に発揮できる社会を形成していく必要があると感じました。
 今回の大会では、大人が組織するPTAの存在意義を改めて考えさせられましたし、今の時代にあったPTA活動とは何なのかを前向きに考えるきっかけを与えてもらえました。
 
 
☆あっという間の第72回全国高等学校PTA連合会大会2023宮城大会でした。正直、講演会の内容について、期待していませんでしたが、1日目、2日目ともに、聴講し始めると、どんどん引き込まれていき、1時間から2時間の講演があっという間に過ぎました。どちらも子供に対する教育的な内容でしたが、実は私に対して教育されたと改めて思います。昭和世代の我々世代は親や先生から怒られて教育されて来ました。教育とはそんなものだと思っていましたし、それがおかしいとも思ってもおらず、私自身も2日間の講演を聞くまでそれが普通だと思ってました。 ただ、これまでも教育論的な内容の講演は聞いた事があり、分かってはいるのですが、机上の空論だと思って、私には入って来なかったのが正直なところです。しかし、今回の講演は両日共に自分に突き刺さるものがあり、本当に今後に活かせると思います。本当に有意義な2日間となりました、ありがとうございました。
 
 
☆全国高等学校PTA連合会大会宮城大会に、8月24日25日と参加させていただきました。
1日目の仙台大学教授の氏家靖浩さんによる講演では、子供たち1人1人はそれぞれ違い、その子その子に時代に合わせた導き、言葉、視線を合わせて耳を傾けてあげる事が大切だという事を、笑いを交えながらのとても楽しい講演でした。 高校生たちに向き合うには、「私たちも昔は、、、」ではなく、「さすがだね。今の高校生は、、、」と自分の価値観を押し付けない事が大事だと話されていました。
2日目は、仙台育英学園高等学校の野球部監督、須江航さんの講演に参加させていただきました。2日前に甲子園の準優勝をされ、とても旬な方という事もあり、すごい会場の盛り上がりでした。 ご自身が高校生たちと向き合い、監督として大切にされている、失敗から学ぶことが多くあり、失敗をしたらその後挑戦をするための導きを与える事が必要だという言葉が心に響きました。他にも大切にされている事をたくさん聞け、とても貴重な時間でした。 2日間、参加させていただき、ありがとうございました。
 
 
☆8/24(木)25(金) 第72回全国高等学校PTA連合大会 宮城大会に出席致しました。
 2日目、仙台育英学園高校 野球部須江監督のお話を聞きました。 印象に残った言葉です。
〇 ︎育成したい人物像・培たい人柄は、『情熱と素直さと粘り強さ。物事に対して肯定的であること。』 ︎
〇大切なのは挫折との向き合い方  挫折のない人生なんて存在しないし、面白くない。挑戦から人生を1度かえる取り組み。
目的や理念、その旗印に向かって歩み、振り返ることが大切。
〇 ︎組織や個人を伸ばすには「与えること」 失敗すること(させること)=挑戦すること
成功はアート(芸術)みたいなもので再現性がない。自己肯定感を下げないように、怒りや叱りではなく、丁寧に説明し伝える。 個人もチームも失敗を許容し、挑戦できる環境作りが大切。 ︎
〇成功ではなく、失敗に再現性がある。 他者の話に耳を傾け、他者や自分の失敗から学ぶこと。 自分自身を分析し、自己肯定感を下げないで、粘り強くコツコツと。何度失敗しても、できない自分を許して、学び続けること。 最初じゃなくて、『最後』は気合と根性とガッツ。 ︎
〇「強い組織力とは、カリスマリーダーが中心となってまとまる」ではなく、目標や目的理念のもとに一人一人がまとまる。(そのために個を尊重し丁寧に育てる) とても、心に響くお話でした。ありがとうございました。
 
 
☆「実におもしろい」あのドラマの有名なセリフ。2日間の講演で偶然にもどちらの先生からもこの言葉についてのお話を聞きました。子どもの価値観や考え方が自分とは違った場合、親はどうしても「よかれと思って」親の価値観を強制しがちですが、そうではなく、まずは相手(子ども)の話をしっかりと聴き、自分との違いを認め、理解し、「実におもしろい」と受け入れていくことで、子どもの柔軟性、弾力性、挑戦する力が強化され、レジリエンス(はねかえし、立ち直る力)力が向上していくのだそうです。おそらくこれが、自己肯定感が満たされるということなのだと思います。 それはもちろん親子の関係だけでなく、周囲の人との価値観の違いを、「実におもしろい、興味深い」と思える子どもを世に送り出すことが、私たち親のひとつの使命なのかもしれないと思いました。 また、どちらの先生のお話からも共通して感じたことは、相手の存在や考え方について、「否定」することからは何も生まれないということ。それは親が子どもに何かを伝えたい時にも同じ。 須江監督の、「人間の脳は否定形の命令は処理できない。」「肯定的な命令は否定的な命令を凌駕する。」 また氏家先生の、「笠をお地蔵様にあげてしまい、笠もお金も持ち帰らなかったおじいさんに『それはいいことをなさいましたね』と言った笠地蔵に出てくるおばあさんになりましょう。」というお話が印象的でした。 パネルディスカッションでは、つい2年前まで高校生だった大学生の子ども側としての率直な意見を、とても興味深く聞かせていただきました。中学時代とても不安定だった我が子を思い出したりもして、親としてたくさん考えさせられました。 子育てをしていると、日々それはもういろいろなことが起こり、時間的にも精神的にもなかなか余裕の持てない日々ですが、まずは子どもを否定せず耳を傾け、理解しようとすること。そして何があっても、親は我が子の絶対的な味方であること、それを子どもにも伝えていくことが大切なのだと、改めて気づかされました。 今回は、普段なかなか得られない学びの時間をいただいたり、役員同士の交流や意見交換ができたりと、とても貴重な機会をいただきありがとうございました。 今回の経験を、これからの子育てや育友会活動に役立てていきたいと思います。
 
 
☆8月24日、25日に仙台で貴重な経験、為になる講演を聞いてきました。
1日目トークネットホールで氏家さんのテーマ レジリエンスというお題でのお話。
私自身、レジリエンスという言葉を初めて聞きましたが、直訳では回復力、再現力など 我々親や指導者が子供とどのように向きあってあげれば、再起する力、更にたくましくなって来る力が湧いてくるのかというようなお話でした。
そこで特に心に残った言葉を列記します。
・良いレジリエンスは責めず、多様な観点で良きアドバイスをする
高校生がわかる言葉に置き換えてコミュニケーションをとってあげ
・聴くこと、話すこと、関わること、丁寧に向き合うこと
私達大人がこう言った向き合い方をすることで子供達は再起する力、さらにやる気が湧いてくる力を宿していくと学びました。
先生、親、生徒の討議で特に印象に残った言葉は校長先生からの言葉で
行動規範(クレド)を常に持つことで人にやる気を起こさせたり、人に幸せを与えられたり、最終は自分に結果が返って来ると教わりました。
クレドの代表例としては、
・目の前のゴミを拾わない者にチャンスはやってこない
・振らないものには当たらない
・失敗しなかった1日は何もしなかった1日と同じ
・答えは自分で見つけなさい。制限なし。
自分が苦しい時に周りを見渡して誰か困っている人を助けてあげる
・辛い という字はもう少しで幸せとなる
私もクレドを作ろうと考えました。
2日目 カメイアリーナ仙台で仙台育英高校野球部監督の須江監督のご講演を聞いてきました。
さすがに実績を残す方の言葉の重みや考え方の素晴らしさに感動しました。 須江監督から教わった言葉をこちらも列記したいと思います。
・人生は敗者復活戦
・情熱、粘り強さ=根気強く
・お子さんには素直さ、従順な考え方 にさせてあげて欲しい
・モノの考え方は肯定的、いかにも通りにくそうな木の間を通れる道を探す
・人生を1°ずつ変える
・我々は何に向かって走るのか
 理不尽なし→何のために走るのか(0.1秒削る)
・どれくらい打てたらレギュラーになるか、具体的な目標を立てる
・短所を伸ばさなければ、周りに迷惑かかる。また自分の短所を理解すべき
・伝わる言葉→相手が聞きたいこと=何を求めているかそれはこちらから相手に聴くこと!!
・今は情報量多い→選択ネイティブ
・大人は介入しない、大人がアドバイスしてあげる
・怒る、叱るは同じ、ネガティブになる
・成果出そうとすれば、上手に叱る
・失敗させる、大人自身も失敗する
・他者の意見に傾聴 ・最初から気合いではなく、最後は気合いと根性
・強い組織力とはリーダー引っ張るのでなく、周りからまとまっていく組織
3パターンの講演を聞いて 私が強く感じた事は、 失敗から学ぶという事
また指導者や親は失敗を成功に持っていくアドバイスの仕方を工夫すべき。
よく相手の事を聴き、知ってあげる事が重要と感じました。
この2日の体験は親、指導者の私にとっても凄く為になる2日間でした。 このような場を頂きほんとにありがとうございました。